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[ 単行本 ]
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血統インパクト
・亀谷 敬正
【エンターブレイン】
発売日: 2006-12-18
参考価格: 2,079 円(税込)
販売価格:
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・亀谷 敬正
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カスタマー平均評価: 4.5
良い本ですが必勝法を期待すると・・・ 血統による馬の特性、適正を国別種牡馬ごとに分かりやすくまとめて、書いた本で、学術的な研究の本として読むと面白いです。そうした意味ではむしろ競馬のビギナーや重賞だけ買うような深く入り込んでいない人にこそ読んでほしい本ですね。予想する上で一つのセンターラインになりますし、知識やウンチクとして知っておくとためになり、今後、競馬を見るのがもっと楽しくなると思います。ただし、予想にはもっと複雑な要素が入り込むのでこれを読んで、じゃあ、すぐ勝てるかというと、そんなことはなく、実際、著者がHPや紙面で公開している予想もそんなに単純なものではないようです。必勝法というより、競馬のガイドブックとして読むべきでしょうね。あと、この道、何十年というディープな競馬ファンには、教えられなくても、経験上、とっくに解っていることで、いまさらかもしれないですね。
画期的 過去のデータに基づき、血統とレースの関係から馬のタイプを「欧州型」「米国型」「日本型」と分類し、「このレースでは米国型が向いている」という感じで予想する。穴馬を浮かび上がらせるには最適。
ただし「適性を超えた絶対能力は考慮されないので、真に強い馬には勝たれてしまうことも多い」「馬場状態やレース展開によって向き不向きのタイプが変わってしまうこともある」といった弱点もある。氏はアピール上手な人で、自分の理論に偏った予想を常に行う。そのため当たっても外れてもいつも派手。使用する側としては、馬場状態やローテーション、展開など他の要素も考慮に入れる方がいいかもしれない。
いずれにしても、馬のタイプ分けの考え方は画期的で、POGなどでも応用できる。考え方として非常に多くの影響を受けた。
血統の楽しさと実戦に役立つ内容に星5つ 亀谷氏の今までの考え方を基本に非常に明快ですんなりと頭に入ってくる内容にまとめられています。特にブラッドファイブの考え方、分かりやすさそして実戦への応用が利く点には感服しました。
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[ 単行本 ]
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なぜ血統なのか「儲かるからだ!」―水上学の実戦血闘馬券術シュボババ!
・水上 学
【ベストセラーズ】
発売日: 2004-04
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
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・水上 学
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カスタマー平均評価: 4.5
ためになる本 氏の方法「シュボババ」は、レースごとに連対馬の父と母父を列挙していき、そこから最近のその馬場で走っている血統を探す、というもの。「最近の」というのがポイントで、従来のように「東京芝1600mオープンで狙うべき種牡馬はこれ」のような書き方では「どれだけ荒れているか」といった要素まで考慮できないが、シュボババでは実際に走った馬だけがデータになるので関係ない。誰にでもでき、威力も期待できそう(ただし、結構地道な作業が必要)。血統馬券予想家の第一人者からみた各種牡馬の特徴の説明だけでも読む価値はあるかも。
血統をパズルのように利用する画期的な馬券術 血統についての知識を馬券に活かすことのできる画期的な馬券術。 いくら血統に詳しくても馬券に活かせるかどうかは使い方次第。 本書の「シュボババ」を使うと血統を簡便に馬券に活かすことができて、 しかも穴馬券に有効です。スピード指数では理解できないレースも シュボババでは本線的中ということも多く、予想に行き詰まりを 感じている馬券ファンは一読して損はないです。
使える血統馬券術 馬券で勝つためには自分のスタイルを確立する必要がある。 データであったり調教であったり、自分の信じられる攻略法を 噛み砕きつつ実践し、自分のオリジナルにしていく。 そんな攻略における一つの切り口を示してくれる本だ。 血統がどのように馬券に活かせるかをこれでもか、というくらいに解説してくれている。本書にも記載されているが、まさに血統馬券術の "参考書"である。 血統になじみのない人でも、丁寧に解説してくれているので入門として も利用価値が高いと思う。 また、予想する際に自分の軸というものを持たずに毎週負けている人にも、まずはここからスタイルを、といった本ではないだろうか。
血統馬券実践法 巻末のサイアーラインのページで、各種牡馬ごとに掲載ページが記されているのがとても便利です。毎週レースの度に、出走馬の種牡馬をそこから逆引きして、適性や特徴をつかんでいます。この本を、最初から最後まで通し読みするのもいいですが、実際のレースと照らしあわせていくほうが、分かり易いし、実践的な気がします。血統初心者は、この本だけでは、少し難しいと思うので種牡馬事典も用意したほうが、頭に入り易いと思います。近いうちにきっと、競馬新聞の印に頼らない、自分の予想スタンスが確立できると思います。
読み物として面白い フジテレビ739の「競馬予想TV」やGCの「先週の結果分析」、赤本での新種牡馬ザグレブ推奨でおなじみ、水上学氏の初めての本。 基本は「最強の法則」で連載の「シュボババ」理論であるが、その前提知識として各系統の水上氏定義による特徴がかなり多く説明されている。他にも、コース傾向からそれに向いた系統や種牡馬の紹介やPOG向きの種牡馬を紹介している。前書きに書いてあるが、教科書と言うよりは血統の参考書といった感じ。 表などが少なく拾い読みしにくい、サイヤーラインが巻末にあってもそれが本文へリンクしないため、データ本的使い方ができない。一通り読まないと使いにくいのが難点。 競馬予想TVなどで水上氏の意見を参考にしている方は必携。穴傾向の人も目を通すとよさそう。
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[ 新書 ]
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流星の貴公子テンポイントの生涯 (集英社新書)
・平岡 泰博
【集英社】
発売日: 2005-05
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・平岡 泰博
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カスタマー平均評価: 4.5
色あせない馬 1977年の年度代表馬であり、翌年の日経新春杯ではかなく散った名馬・テンポイントの生涯をオーナーの高田久成氏、厩務員の山田幸守氏、騎手の鹿戸明氏、生産者の吉田牧場…といった、テンポイントに纏わる人々のインタビューを交えて綴った書。 「亡霊の一族」と言われた血統から始まって、トウショウボーイとのライバル物語、海外への夢を目前としての故障とその後の闘病生活の末の死…とドラマチックな生涯であり、これまでにも何度もこの馬の物語はさまざまな媒体で描かれており、「またかよ」と感情がなかったわけではない。が、それでも読んで見れば、やはり胸打たれてしまうのは、何故だろう。 競馬をしていれば、目の前で競走馬が故障して散っていく…なんて光景は日常茶飯事なんだけど、それぞれの馬に関係者がいて、その関係者にとっては「唯一の馬」なんだなぁ…という風にしみじみと思った。 未だオールドファンを中心にして、この馬の人気は根強いものがあるわけだけど、書籍で読んだだけで惹かれてしまうのだから、実際に見ていた者にとって忘れられない馬となるのは当然だと思う。
涙が止まらなかった... 競馬の事は詳しくありませんが、この本を読んで競走馬のせつない生涯に胸を打ちました。レースのシーンでは手に汗にぎるレースをみているかのようなドキドキ感を味わうことができます。テンポイントの最後のレースで肉を突き破る骨折の場面にきた時は「うそでしょ?」と、呆然としてしまいました。現実にあったものとおもえないドラマに衝撃を受け、涙が止まりませんでした。テンポイントという繊細で賢い美しい馬がこの世に生まれたことは奇跡的だったのではないでしょうか。そしてその馬を取り巻く人間との関係にも考えさせられた作品でした。
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[ 単行本 ]
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久保和功VS赤木一騎 馬券極道
・久保 和功
【白夜書房】
発売日: 2006-05-29
参考価格: 2,000 円(税込)
販売価格: 2,000 円(税込)
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・久保 和功 ・赤木 一騎
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カスタマー平均評価: 5
さすがJRDB ブログをそのまま本にしているが、一気に競馬の奥深さが理解できます。
また、ネット上で公開されているハイブリッド新聞の利用方法の説明や、オープン馬の体型データなど盛りだくさんな内容です。
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[ 文庫 ]
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競走馬私論―プロの仕事とやる気について (祥伝社黄金文庫)
・藤沢 和雄
【祥伝社】
発売日: 2003-04
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
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・藤沢 和雄
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カスタマー平均評価: 4.5
海外競馬ファンなら 藤沢師の本では、いかにして馬を故障させないように調教するかがかなり詳しく書かれています。
栗東の森調教師の本と読み比べてみると、非常に興味深いです。 両調教師とも、海外競馬へ積極的に出かけて行く稀有な調教師です。 両師とも似ている様で、どこか違います。 しかし共通しているところは、馬のことを第一に考えているという姿勢です。
そして、実際に両師ともに現在の東西のトップトレーナーとして君臨しているあたり、いかに今までの競馬社会が旧態依然としていて、そこに風穴を開けているかというところです。
普段は見えない人間・藤澤和雄と競馬サークルの内実 「お馬さん」 馬のことを時にそんな呼び方をする藤澤和調教師の姿を 見ている多くの人は、温厚な人というイメージを持っていると思う。私 自身もそうであったし、読後の今もそれに変わりはない。しかし、当然 のことながらリーディングトレーナーまでに上り詰めるまでには、細部 に至るまでのさまざまな試行錯誤を繰り返してきたことがわかる。調教 の付け方や馬房の掃除の仕方、スタッフのモチベーションの保ち方など……。馬に携わりイギリスに渡り、現在の至るまでの足跡が時系列で語られて いる一冊。淡々と語る中にも、現在の競馬サークルへの意見や、岡部騎 手や森調教師、厩舎スタッフなどの過去のエピソードなども書かれてい る。 とにかく思うことは、藤澤和調教師は「すべては馬のため」といつも心 がけていること。とにかく馬が最優先。そして、それは簡単なことのよう で、実はとても難しい。そういった徹底した姿勢があってこそ、今の地位 があるのだと改めて納得させられた。よくある「成功したから言えるんだ ろ」と思える部分もなく、とにかく事実に対して真摯に書いていることに も好感が持てた。ファンの立場からはなかなか知ることのできないことも 書かれていて、読んで損のない一冊だと思う。 減点の☆1つ分は、「あれ? いつの間に結婚してたの?」と文中で感じ たこと。3行でも良いから触れてほしかった。
藤沢和雄調教師の考え方。。。 森秀行調教師の書かれた書籍を読んで、関東で有名な調教師 である藤沢調教師の書籍もどんなものかという気持ちで購入 してみました。 全体を通して、藤沢調教師の馬に向ける優しい眼差しを感じ ます。藤沢調教師の心に刻まれている言葉「Happy people make happy horses」。馬さん達を管理する人間がきちんとしてい なければ、馬さんもきちんと育たない。このことは職種に関 係なく通用する考え方かもしれません。当事者である人間が 生き生きしていなければ、仕事の結果も大したものにはなら ないという意味で。それではお客さんに迷惑がかかってしま いますしね。 競馬のことを全く知らない方でも、競馬の世界というほとん どの人が知らない世界で仕事をしている一調教師の言葉に耳 を傾けるのもいいのかもしれません。何かしら、新鮮な息吹 を吹き込んでくれるかもしれませんし、仕事に対する姿勢が 少し変化するかもしれません。 04年度の年度代表馬であるゼンノロブロイ、05年度も藤 沢調教師のもとで故障することなく、元気に活躍していって ほしいと思います。とにかく競走馬の一頭でも故障がないよ うに無事に走ってほしいと、本書を読んでそういう風に思っ てしまいました。。。
リーダーの条件! 「競走馬私論ー馬はいつは走る気になるか」の文庫本である。少しタイトルが変わっているが同じ物なのでそこは注意する必要がありそう。実際、私自身が続編かと思って買ってしまったから。それはさておき、久しぶりに読み返してみて、今現在もリーディング・トレーナーを続けている藤澤調教師の言葉に触れられたのは大変良い刺激になった。深く感じたのは、藤澤調教師が「俺は自分が思ったようにしたいから調教師になった。だから思うとおりにする」と開業当初に厩舎職員に告げた言葉である。リーダーは、自分志をハッキリ言葉に示す必要があるということ。心に閉まっておくなんていうのはきっとダメなのだろう。「馬にナマクラはいない。馬が人の言うことをきかないのは、馬がダメなんじゃなくて人がだめなんだ」という言葉も印象深い。そして、いつのまにかセンセイと呼ばれている自分が慣れてしまって馬の検査をしたかどうかを忘れてしまっているくだり。競走馬を育てる話であるが、部下を育てたり、組織を動かしたりする上での基本を教えてもらったようにも感じた。競馬ファンの方は勿論、管理者の方々にもお薦めです。
森調教師の本と読み比べよう 今年のダービーの舞台に3頭を送り込む現在競馬界No.1の藤澤調教師。 競馬社会の外から単身渡英した下積み時代から、 帰国後の調教助手時代に感じた本場とのギャップ。 そしてルドルフとの出会い、厩舎開業からの努力、海外挑戦と、競馬界きっての知性とセンスに溢れる藤澤調教師の純粋な馬への思いが書き綴られている秀作です。 藤澤調教師らしく何よりも馬中心の内容ですが、時折登場する、岡部騎手や関西の雄・森調教師など、ニャっとする話も。 シンボリ牧場や、大樹ファームとの関係など馬主と調教師の関係など、馬券だけ買ってたら分からない人間模様などもあり必読の一冊です。
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[ 単行本 ]
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鍛えて最強馬をつくる
・戸山為夫
【情報センター出版局】
発売日: 1996-06-08
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 1,529 円(税込)
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・戸山為夫
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カスタマー平均評価: 4.5
スパルタとは 森調教師の師匠、故戸山調教師の遺作です。
スパルタと言うと、ただ単に厳しいだけのように思われますが、愛情を込めて鍛えることの大切さを教えてくれる作品です。
傑作 いまや当たり前となっている坂路調教。これの効果に一番最初に注目した戸山師が死の床で著した本。騎手としては成功しなかった師がいかにしてトップ調教師になったがが書かれている。 「新しいことをやると叩かれる」環境下で、次々と新しいことに挑もうとする師の姿勢に感動した。坂路調教、調教師定年制など、今風で言う「構造改革」を断行して今に続く様は、競馬を知らない人でも参考になるかもしれない。 JRAの馬事文化賞を受賞しただけあり、読み応えがある。
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[ 単行本 ]
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リレイティブファクター高率馬券―RF連対表で買い目が決まる! (サンケイブックス)
・三原 永晃
【三恵書房】
発売日: 2007-10
参考価格: 3,465 円(税込)
販売価格: 3,465 円(税込)
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・三原 永晃
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カスタマー平均評価: 4.5
いい素材 競馬を料理に例えるとしたら、美味しい料理は的中。それには良い素材(情報)が欠かせない。本書は、間違いなく良い素材だ。だが、申し訳ない。私は本書に書かれている、的中を造るレシピ通りには調理を行なっていない。本書に書かれている基本を使うのは同じだが、勝ち馬を選び出すのではなく、正反対の負け馬を選び出すのにアレンジさせてもらっている。何故なら、本書の通りに馬を選び出しても当たるのが本命よりな結果ばかりだからだ。ともあれ、いい素材なら使う料理人(予想者)しだいでどんな料理にも創作は出来る。
バシバシ当たる! 値段が高いわりに当たらない糞馬券本と思ってたら…面白いように当たる(笑)ハズレるときはハズレる!あとは、自分で買い目など減らしてやればいいでしょう。内容なかなか面白く、読み応えあるほうかな。
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[ 単行本 ]
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ズルい騎手―型破りジョッキーたちの驚くべき渡世術
・高崎 武大
【東邦出版】
発売日: 2005-02
参考価格: 1,400 円(税込)
販売価格: 1,400 円(税込)
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・高崎 武大
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カスタマー平均評価: 5
競馬サークルの事もっと知りたいから ついつい読んでしまう「○○○騎手」シリーズ。 情報が絶対的に情報が少なく、未知の世界であり続ける競馬サークル。その遠い世界を少しでも垣間見れるのがこの本。競馬ファンにはたまらない一冊だろう。 外国人騎手Pとか、関西の番長Fなど、出てくるイニシャルから「これは○○」「これは▲▲」と想像するのも楽しい。実名で書かれている部分もあるので、フラストレーションが溜まりっぱなしと言うこともない。薄くて字も少ないし、面白おかしく読めるので一気に読んでしまう事うけあい。
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[ 単行本 ]
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安藤勝己自伝―アンカツの真実
・安藤 勝己
【エンターブレイン】
発売日: 2003-04
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格:
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・安藤 勝己
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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競馬の記号学 速度理論・数量化理論 分析編
・HRPTV5C
【九天社】
発売日: 2006-02
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格:
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・HRPTV5C
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カスタマー平均評価: 2.5
タイム派なら一度は読むべき HRPTV5Cさんは馬券よりも数量解析の方に重点を置かれてます。
本書は競馬を速度というひとつのモノサシで、色々な解析をした集大成といえます。
他の方が競馬という観点だけでレビューをされてますが、本書はあくまでも数値を
通してみた競馬であり、一般的な競馬における諸事情を廃したものです。
本文中で、いくつもの要素を組み合わせた分析が出てきますが、基本となっているのは
数量化理論により、比較要素以外の背景を除外しているということです。つまり、騎手に
よる速度への影響を調べるには、馬場や調教師、コース、距離などの背景を消した上で
評価しなければならないと言うことです。この部分が難しいため、数量解析結果と実感
が乖離しているものもあります。
理論的に難しいため馬券に活かすことは難しいでしょうが、タイム理論を含めてロジック
を考えるときにはいろいろ参考になります。
競馬が好きですか 分析が甘いと思います。たとえば外国人騎手が乗った馬が、道中もゴール前も高い速度を示したことについて、作者は、外国人騎手の能力の高さをその理由としています。
日本に来ている外国人騎手の能力が一般的に高いことは常識的に考えても間違いはないでしょう。しかしそれだけが理由にはなりません。外国人騎手が能力の低い馬に乗る機会は、日本人騎手に比べ非常に少ないということを忘れてはならないと思います。
作者は武豊の「欧州の競馬は戦略性が高い」という言葉を引き合いに出し、外国人騎手の能力の高さをほのめかしますが、戦略性が高い競馬=騎手による様々なしかけが可能な競馬=「スローペース」の競馬=欧州の競馬という意味で言っているのは明らかです。ですから、外国人騎手の「道中の速度が速い」ことと武豊の言葉は無関係です。
また作者は「馬に固定された脚質はなく騎手と調教師が決める」といいます。しかしこの作者はサイレンススズカやタップダンスシチーを知っているのでしょうか。中舘騎手についても、乗る馬乗る馬、彼がいつも先行策で乗るから、彼の道中の速度が速くなるのではなく、先行策が得意な彼に先行脚質を持った馬が集まるのです。アストンマーチャンのように。
それに馬の脚質は「速度の変更が出来るかできないかだけ」ではありません。騎手の指示を受けた後、最高速度に達するまでの時間が短い馬は瞬発力がある馬、時間がかかる馬はずぶい馬と呼ばれ、それにあった乗り方をしなければ力は発揮されません。
得意不得意はあるでしょうが、優秀な騎手は、常にその馬が最も力を発揮できる位置で競馬をしようとします。作戦ではなく馬の性質が先にありき、なのです。
作者本人が「10年近く競馬から離れていた」時期があると書いていましたが、騎手の話以外にも、「読者に対して説得力を持ちたいなら読者以上にもっと競馬にのめりこんでください」と思うところがたくさんありました。
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